スペイン流コーヒー「カフェ・コン・レチェ」の楽しみ方!本場の飲み方と黄金比
スペインの朝は、街中のバルから漂う香ばしいコーヒーの香りで始まります。
「カフェオレと何が違うの?」「家でもあの濃厚な味を再現したい」「スペインのバルでおしゃれに注文してみたい」そんな風に思ったことはありませんか?
スペインの国民的ドリンクといえば、「カフェ・コン・レチェ(Café con leche)」。直訳すると「コーヒーと牛乳」というシンプルな名前ですが、そこにはスペイン人ならではのこだわりと、日常を豊かにする楽しみ方が詰まっています。
今回は、初心者でも自宅で簡単にできる再現レシピから、現地バルでの通な楽しみ方まで、カフェ・コン・レチェの魅力を余すことなくお届けします。
1. カフェ・コン・レチェとは?カフェオレとの違い
一見するとフランスの「カフェ・オ・レ」やイタリアの「カフェ・ラテ」に似ていますが、カフェ・コン・レチェには明確な特徴があります。
ベースが「エスプレッソ」: ドリップコーヒーではなく、深煎りの豆を細かく挽いて抽出した濃厚なエスプレッソを使用します。
ミルクの割合が「1:1」: コーヒーと牛乳をほぼ同量で割るのが一般的です。これにより、コーヒーの力強い苦味と牛乳のコクが絶妙に調和します。
温度のこだわり: スペインのバルでは、ミルクの温度を「カリエンテ(熱め)」や「テンプラード(ぬるめ)」と指定して注文する光景が日常的です。
2. 自宅で再現!美味しいカフェ・コン・レチェの作り方
専用のエスプレッソマシンがなくても、深煎りの豆(イタリアンローストやフレンチロースト)を使えば、おうちで本場の味に近づけることができます。
材料(1杯分)
深煎りコーヒー(濃いめに抽出): 60〜80ml
牛乳: 60〜80ml
砂糖: お好みで(スペイン流は少し多めが基本です)
作成ステップ
コーヒーを淹れる: 直火式エスプレッソメーカー(マキネッタ)や、ドリップであれば通常より少なめのお湯で「かなり濃いめ」に淹れます。
ミルクを温める: 牛乳を小鍋または電子レンジで温めます。この時、沸騰させないのがポイント。表面が少し泡立つくらい(60〜65度)が最も甘みを感じられます。
同時に注ぐ: カップにコーヒーとミルクを同時に注ぎ入れます。これが混ざり合う瞬間の香りが最高のご馳走です。
3. 現地バルで楽しむ!通な注文方法とスタイル
スペインを旅行した際や、本格的なスペインバルに行った時に使える、少しマニアックな楽しみ方をご紹介します。
注文のバリエーション
カフェ・コン・レチェ・カリエンテ(Caliente): アツアツのミルクで。
カフェ・コン・レチェ・デ・マキナ(De máquina): スチームで泡立てたミルクで。
カフェ・コン・レチェ・コン・イエロ(Con hielo): 氷を入れたグラスが別で出てくる「スペイン流アイスコーヒー」。熱いコーヒーを自分で氷のグラスに注ぐのがスタイルです。
最高のパートナー「チュロス」
スペインの朝食の定番は、カフェ・コン・レチェにチュロスを浸して食べること。少し甘くしたコーヒーと、揚げたてのチュロスの塩気が驚くほど合います。
4. なぜスペインのコーヒーは「甘い」のか?
スペインのコーヒー豆は、焙煎の過程で砂糖を加えてコーティングする**「トルファド(Torrefacto)」**という独特の製法が含まれることがあります。これにより、独特の強い苦味とコクが生まれます。
その強い苦味のバランスを取るために、現地の人々はたっぷりの砂糖を入れて楽しみます。一口飲んで「苦い!」と感じたら、思い切って砂糖を1本入れてみてください。キャラメルのような濃厚な味わいに変化し、カフェ・コン・レチェの真の美味しさに気づくはずです。
5. まとめ:日常に「スペインの休息」を取り入れよう
カフェ・コン・レチェは、単なる飲み物ではありません。忙しい日常の手を止め、友人や家族とお喋りを楽しむ「休憩の時間(パウザ)」を象徴するものです。
濃厚な深煎り豆を選ぶ
ミルクとコーヒーを1:1で合わせる
砂糖を入れて、ゆっくりと味わう
この3つのポイントで、あなたのおうち時間も一瞬にしてスペインの街角に変わります。パエリアや肉料理を楽しんだ後の締めくくりに、あるいは午後のひとときに、ぜひ本格的なカフェ・コン・レチェを淹れてみてください。